小学校卒業式　祝辞

　祝辞

 

6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

また、保護者の皆様、この度はお子様のご卒業心よりお喜び申し上げます。　

そして、本日に至るまで児童たちを温かく見守りご指導くださった

教職員の皆様、深く感謝申し上げます。

 

さて、皆さんは今日、6年間の小学校生活を終えて

次のステージである中学校へと進まれるわけですが、

先日、PTA広報誌に載っていた皆さんの『将来の自分』

というページを見させていただきました。

お医者さんやスポーツ選手、保育士さんや警察官、日本や世界を旅したいとか

ユーチューバーになりたいなんていう面白いものもありましたが、

どの夢も皆さんの想いがこもっている素敵なものばかりだなと

感心いたしました。

余談ですが、実は私も20年以上前に、何年かかけて日本やアジアの国々を

旅して回ったことがありますが、

小学生の頃の夢が『世界中を旅してみたい』というものだったので、

残念ながら私の場合は、半分もかなえられなかったってことですね。

皆さんは決して私のように夢を途中で終わらせないで、

好奇心と探求心を持って頑張ってください。

 

これから皆さんは、思い描いた夢に向かって色々なことを

見て、聞いて、触って、感じて、一歩ずつしっかりと

成長していかれることと思います。

この先、あと何歩進めば夢にたどり着くかは分かりませんが、

皆さんがこの小学校で学び経験した多くのこと、

勉強は勿論ですが、

3つの『あ』、『あいさつ』『あきらめない』『あったかことば』の大切さや、

委員会活動やクラブ活動、修学旅行や運動会、

遠足や給食、掃除にいたるまで、

実はその全ての事が、この先の夢をかなえるための

大切な一歩になっています。

本日、皆さんは小学校を卒業されるわけですが、

そのたくさんの大切な一歩を与えてくれた

家族や先生方、友人や地域の方々への感謝と、 

そして何よりも、毎日その一歩をしっかりと歩み続けてきた

自分自身への大きな自信を胸に

遥か先にある夢へと進んでいかれることを心より応援しております。

勿論、応援しているのは私だけではありません。

今日この場にいる大人たちは全員が、ずっと皆さんのことを

応援し続けていきます。

きっとこの先、苦しい事や面倒な事、泣きたいほど辛いような事にも

たくさん出遭うと思います。

ですが、本当に困った時、自分の力だけではどうにもならない時、そんな時には

どうか、私たち大人を頼ってください。

その時には必ず、全力で皆さんの力になることを約束します。

皆さんの後ろにはいつでも、見守っていてくれる大人たちがいることを

決して忘れないでください。

 

最後に、

卒業生53名、皆さんのこれからが、

たくさんの笑顔に包まれ、素晴らしい体験に溢れ、

人生を楽しめる人間に成長していくことを願い、

私のお祝いの言葉と代えさせていただきます。

 

本日は誠におめでとうございます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成29年3月17日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　PTA会長