中学校卒業式　祝辞

祝　辞

 

三年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

また、保護者の皆様におかれましては、

この度のお子様のご卒業

心よりお喜び申し上げます。

そして、本日に至るまで

生徒たちを温かく見守りご指導くださった

○○○校長先生はじめ教職員の皆様、

この場をお借りして

深く感謝申し上げます。

 

僭越ではございますが、

来賓並びにＰＴＡを代表して一言、

卒業生の皆さんに

お祝いのご挨拶をさせていただきます。

 

さて、皆さんは今日、

三年間の中学校生活を終えて

次のステージへと進まれるわけですが、

どうですか、

中学校は楽しかったですか。

 

ここで皆さんに、少し質問してみたいと思います。

皆さんは　この三年間、タップリと

先生方からテストの点数を付けられ

成績を評価されてきましたよね。

 

今日くらいは逆に

みんなの○○中学校の評価を、

みんなが　この○○中学校で過ごした

三年間をどう評価しているかを、

折角なので

先生方やご来席の方々に

見てもらいませんか。

では　皆さん、

三段階で

すごく楽しかった　と

ボチボチだった　と

今一つ冴えなかった　の

三段階で評価して

挙手で、

手を挙げて教えてください。

 

もう卒業なので、

遠慮しないで正直に

答えてくださいね。

 

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皆さん、概ね楽しい中学校生活だったようで、

何よりです。

安心しました。

今一度、

保護者を代表して

先生方にお礼を申し上げたいと思います。

ありがとうございました。

 

では改めて、

祝辞の方に戻らせていただきます。

 

皆さんが

充実した素晴らしい

中学校生活を送れたのは

勿論、

先生方やご家族の方々の力添えが

あったからに他なりませんが、

一番の大きな要因は

何と言っても

皆さん自身の頑張りが

あったからだと思います。

自覚が有ったか無かったかは別として

勉強も遊びも部活も

放課後の活動も生徒会も

全て、

三年間　皆さんが

『楽』をしてこなかったから

一生懸命頑張って『楽しんだから』

素晴らしい三年間を送れたのだと思います。

 

『楽』と『楽しい』、

漢字で書くと

同じ文字ですが、

意味は全く違うということを

今日は一つ

覚えていってください。

 

『楽しく』在りたいと思ったら

『楽』はしない方がいいでしょう。

迷った時や悩んだ時は

『楽』な方は選ばず

『楽しい』方を選んでください。

『楽』をしようとせず

『楽しく』なるよう考え続けてみましょう。

 

それだけで

人生は驚くほど

ウマくいくものです。

 

それに　もし、

ウマくいかなかったとしても

それは大した問題ではありません。

 

どんな失敗も

どんな辛い事も

十年後には　だいたい

笑い話になっているものです。

 

皆さん

思い出してみてください、

十年前を、

自分が五歳だった時の

悩み　や　失敗を。

 

今思えば

笑っちゃうような

些細なこと

ばかりではないですか。

 

失敗を怖れず、

目一杯

自分に期待してください。

そして

精一杯

人生を楽しんでください。

陰ながら

ずっと

皆さんのことを

応援しています。

 

最後に、

○○中学校卒業生　二三一名

皆さんのこれからが

たくさんの笑顔に包まれ、

素晴らしい体験に溢れることを願い

私のお祝いの言葉と代えさせていただきます。

 

三年生の皆さん、

本日はご卒業　誠におめでとうございます。

 

令和六年三月十五日

札幌市立○○中学校　ＰＴＡ会長